自由研究2024 第三章 外来魚の多い水域でのチャレンジと最終結果

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こんにちは、ハルヒカです。

もともと簡易トラップを作って、それでお魚をたくさん捕獲して流域の生態系を調査しよう、という主旨で始めた自由研究ですが、第一回、第二回と空振りが続き、すでに8月中旬を迎えてしまいました。ここで研究の主旨を変えてこれからは、そもそもペットボトルトラップで魚を捕獲することができるのか、という方向でやっていきたいと思います。どうも疑心暗鬼になってしまったんですよね、本当に獲れるのかなと。

過去のチャレンジでは、ヌマエビ数匹(おそらく餌ではなく偶然中に入ってしまった)とモクズガニしかとれていません。肉食性の強い生体が捕獲対象になりやすいという仮定をもって次に挑みたいと思います。そこで今回、夏休みの旅行先にある熊本市の江津湖(熊本市水前寺江津湖公園)でチャレンジすることにしました。このエリアはオオクチバスやカルムチーといった肉食性の強い外来魚が多く確認されていることから、ここでトライしてみることにしました。

トラップは前回発覚した問題点を考慮して作り直し、餌も前回から変え、効果のなかった熱帯魚の餌からエビのエキスが練りこまれたお菓子(かっぱえびせん)に代えてみました。

改良点:
・トラップ用のペットボトルは両端は切らず、そこの部分は残した(網を取り付けるのはやめた)。
・ビニールテープの色を透明に変えた。
餌:
・サバの切り身(海釣り用)
・かっぱえびせん

さて、真夏の日差しが辛いですが、トラップ設置へ向かいます。狙いは大型のコイや雷魚が確認されている(実際に見えました)公園内の池。この池に支流が流れ込むところにトラップを設置。設置開始は正午、そこから3時間程度放置することにしました(↓こんな感じです)。

これまでトラップの放置時間は1時間程度だったのですが、今回は3時間は粘ろうということで、暑い夏の日差しの中、待機することに。我が息子君は暇で仕方ないので、何やら水生動物をたも網で捕獲し始めました。

短時間で小さい魚(ブルーギルの稚魚??)とオタマジャクシ、それに何かわからないヤゴっぽいやつを沢山捕まえてきました!とても楽しそうで、これだけでも来て見てよかったなと思う親心。

そんなこんなでもう午後3時をまわり、トラップをしかけてから3時間が経過しました。そこで緊張のトラップ回収タイム。。。さて結果は、、、

空!空っ!!なんもない!!!
葉っぱが入ったくらい!ああ、何も獲れず……

やはりこのトラップでは魚はとれないのではないと確信めいた思いに満たされました。トラップが悪いのかもしれませんが、結論としては、このトラップでは魚を取ることはできない、この形状のトラップで取れやすいのは肉食性の甲殻類だけ、ということが今回の研究の結論になります。

ここで番外編。ちょうど立ち寄った長崎県諫早市の江の浦漁港で朝マヅメ狙いの釣りをしたので、その折にこのトラップ、海で試してみました。白塚公園という公園の岸壁になります。

この海にトラップを投げ入れ、3時間ほど放置してみました。トラップと餌は江津湖公園で試したものと同じです。結果、、、やや大きめのヤドカリが入っていました。

はい、こうなるとほぼ確実です。この手のトラップには肉食性の甲殻類は入りますが、魚は入りにくい。先の結論を示唆する結果となりました。

もちろんトラップの形状や餌の良しあし、設置場所・時間などいろいろあると思います。しかしながら、これは自由研究ですから、得られたデータのみで考察します。

このペットボトルトラップでは魚を獲ることは至難の業。肉食嗜好の生体は餌次第でトラップに入るもののほぼ甲殻類。ということで2024年の自由研究を終わりたいと思います。

さて、これを息子殿にレポートにまとめてもらうか、、、

と、いうことでこれからもいろいろとチャレンジしていきます!また報告しますね。

ハルヒカでした。

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