グッピーの飼育、繁殖

アクアリウム
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こんにちは!ハルヒカです。

今日は「グッピー」についてです。非常にポピュラーで飼いやすく、バリエーションも豊富な小型熱帯魚の代表ですね。

グッピーは分類上、カダヤシ目カダヤシ科に分類されます。このカダヤシ目は、かつてはメダカ目といわれていたのですがメダカがダツ目に分類しなおされた際に、カダヤシ目と命名しなおされた経緯があります。そのため、グッピーはメダカ類と呼ばれることがありますが、分類上はカダヤシ目です。

「カダヤシ」という名前の由来は、蚊の幼虫であるボウフラを捕食して絶やしてしまうことから「カダヤシ」というそうです。この「カダヤシ」という魚、外見はメダカに酷似していますがメダカとは分類学上異なる魚で、メダカは卵を産んで繁殖しますが、このカダヤシは卵胎生です。受精と孵化が胎内で起こり、稚魚の状態で産むので、繁殖力が高いです。一度の受精で何度も産むことができるので、ひとたび雌雄同時に飼育すれば、その後に雄雌分離してもしばらくは稚魚が生まれます。この繁殖力の強さはメダカのような在来種に対する影響が大きく、特定外来生物にしていされています。

グッピーもカダヤシの仲間で卵胎生で繁殖力が強いです。このグッピーの繁殖力は日本の在来種であるメダカより強いため、誤って自然界に放流されたりすると、熱帯魚ではあるものの生き残り定着してしまう恐れがあります。そのため要注意外来生物に指定されています。何が言いたいかというと、グッピーを飼育するうえで、外部環境への漏出は厳禁です、ということです。そんなことはわかっているよ、という声が聞こえてきそうですが、実際に飼育してみると繁殖力の強さに驚かされます。

我が家のグッピー(レオパード・タキシード)は最初3ペア、6匹でした。

グッピーはとても強健なので、ヒーターを入れるなどある程度の環境が整えば問題なく飼育できます。

しかし導入翌日に稚魚発見。その後、次から次へと稚魚が。そして導入から半年経過した今では数えきれないほど増えてしまい、稚魚用の小型水槽を2基、別途追加で立ち上げ、計3基のグッピー入り水槽、という状況になっています。総数は100を軽く超えています。そして寒くなった冬の今も容赦なく増え続けています。

昨日も水槽内をよく見ていたら新たな稚魚が生まれていることに気づきました。他の肉食系熱帯魚を入れるとほぼ駆除されてしまうのでしょうが、それができない生き物好きのハルヒカにとってこれはとても大きな課題です。

グッピーの繁殖力には本当に驚かされます。グッピーの飼育を検討されている方、この繁殖力の強さを理解いただいたうえでの飼育をお願いしたいです。くれぐれも外部環境へ放つことなきようよろしくお願いいたします。

以上、ハルヒカでした。

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