住吉川中流で夏の川遊び
神戸市東灘区を流れる住吉川。街のすぐそばを流れているにもかかわらず、中流域は自然が豊かで夏の川遊びにぴったりの場所です。
小さな滝が子どもの遊び場に
川沿いを上流に向けて歩くと目に飛び込んでくるのが、数メートルの小さな滝。流れ落ちる水しぶきは涼しさを運んでくれるだけでなく、子どもたちにとっては最高の遊び道具です。滝の下に入って水を浴びると、夏の暑さも一気に吹き飛びました。
川の生き物たちとの出会い
透明なプラケースで水中を探ってみると、さっそくオイカワやヨシノボリが捕まりました。石の隙間からはヌマエビが顔を出し、さらに驚いたのはモクズガニ。小さな個体から手のひらより大きいものまで、この川の豊かさを実感しました。ただモクズガニの動きが思いのほか早く、直ぐにプラケースから脱走してしまいましたが(笑)。
子どもたちは夢中で観察し、最後にはすべて川へ戻してあげましたが、その体験は大きな思い出となったようです。

街と自然が隣り合わせの魅力
遊んでいると、すぐ上を市バスが走り抜けていきました。都会の生活圏と自然がこれほど近くで共存しているのは、住吉川ならではの魅力。大きな移動をせずに自然遊びができるのは、家族連れにとってうれしいポイントです。
アクセス方法
住吉川は阪急御影駅・JR住吉駅・阪神御影駅から徒歩圏内でアクセス可能。中流域は「住吉川東緑地公園」付近が目印で、川へ降りる階段や遊歩道も整備されています。公共交通機関でのアクセスが便利で、車の場合は近隣のコインパーキングを利用するのがおすすめです。なお、近隣の道幅は狭く、路上駐車は厳禁です。
川遊びに持っていくと便利なもの
- 水遊び用のサンダルやマリンシューズ(石が滑りやすいため必須)
- 虫取り網や透明ケース(生き物観察に最適。たも網の選び方はこちらの記事を参照。)
- 日焼け止め・帽子(日差しが強い時間帯も多い)
- タオル・着替え(予想以上にびしょ濡れになります)
- 小さなレジャーシートや簡易テント(休憩スペースに便利)
遊ぶときの注意点
- 雨の後は川の水量が増えるため、流れが速い時は遊ばない
- 小さなお子さんからは目を離さない
- 捕まえた生き物は必ず川に戻してあげる
- ゴミは持ち帰り、自然環境を大切にする
夏の思い出として刻まれた一日
気がつけば時間を忘れて夢中に遊んでいました。川のせせらぎ、子どもたちの笑い声、涼しい風…。どれもが都会の暑さを忘れさせてくれるものでした。夏の終わりに訪れた住吉川での体験は、家族の記憶に深く刻まれる特別な一日となりました。